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「神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く」週刊誌の書評で面白いと書いてあったので読んでみました.
単なる旅行記やエッセイだと思っていましたが,
読んでみると,短編小説のようなノンフィクションでした.
そして,1編読むたびに涙,涙.
どんな環境にあっても,心を美しく保てる人がいるんだ!!!
ぜひ読んでください!!
「天国へのビザ」を読みました今日、本が届きました。まだ「天国のビザ」しか読んでいませんが、本当に読んでよかったと思いました。多くの医師が臨床で経験する種々の葛藤がこの短い小説のなかにくみこまれていたからです。私を含めた医師の気持ちを代弁してくれているようでした。
本人が延命をのぞまなくても家族の同意が得られず、延命措置をしなければならないことはよくあります。延命が本人のためにならないと思っても医師にはその選択はできないのです。安楽死や尊厳死の規定があいまいなこの日本では、本人のきちんとした意思表示の自筆の記録がない場合には(たとえあったとしても)、刑事(もしくは民事の)責任が医師に問われるかもしれないからです。
自分で食べることができず、経管栄養だけで生命をつないでる人を私も数多く診てきました。ただ、心臓が動いて呼吸をしているだけでまったく反応を示さない。この人に私が心をかけてもなにも変わらないのではないか、そう思うと自分の診察の時間をほかの元気な(回復するかもしれない)人にかけたほうが、どんなに効率的だろうと思うことも多かったです。
けれども、医療者としてそういう気持ちになることに罪悪感もあり、毎日のすこしの変化(ただ顔つやがいいとか、良い排便があったなど)だけでも、そのなかに治療の効果を見出して楽しむこととしました。植物を愛でる人と同じような楽しみだな、と自分で苦笑したこともあります。
このような人がいる病院はいわゆる「世間」から隔絶されていて、その問題点を多くの人は知りません。知っているのは患者の家族と医療従事者くらいでしょう。医療にはがん治療や救急医療などの「光」の医療ばかりではなく「影」の医療も存在するのです。だれもがいつそこに入るかわからないのに、そしてその現場は確実に存在するのに、だれもが見たくないからなのか、知らないふりをしているようです。今の日本では生産性がないもの、自分を主張できないものはだれも取り上げてくれません。ひっそりと「影」の医療は続いていきます。
私の日記に興味をもたれたかた、ぜひこの本を読んでみてください。 以前にも紹介したことがありますが、作者の女性医師のサイトはこちらです。 「きらきら研修医」「研修医」という言葉のせいか、本屋で山積みされているのが私の目にとまりました。
「きらきら研修医」という題名で、可愛い漫画チックのイラストの表紙がついています。
織田うさ子さんという研修医が研修中の出来事を本にしたようです。
ちょっと立ち読みしてみましたが、なかなか面白そう。
それに可愛い挿絵も自分で描いている?!
すごい!!
字も絵も下手なわたしにとってはうらやましい限りです。
医者に絵のセンスは必要だとは思われない方も多いと思いますが、実は外科系の医師にとっては絵の才能は必要なんです。手術の所見をイラストとして残さなくてはならないからです。実際外科の医者って絵がうまい人多いんですよねえ。いつも恥ずかしい思いをしています。
もちろん、外科系でなくてもカルテに絵や図を書くことはよくあること。レントゲン写真の所見をカルテに書いたつもりが、私のカルテを見た同僚は?? これは何??
どうみてもレントゲン写真の所見とは思えず落書きに見えたみたいで大笑いになりました。
だから絵がうまい医者って非常に尊敬するんです。
織田うさ子さん、きっと良い医者になると思います。彼女のブログもあるので紹介しておきますね。
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